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🔵 ブルーラジカル治療で使う薬剤「過酸化水素水」について
〜安全性と、まれな注意点も含めてご説明します〜
村川歯科では、ブルーラジカル殺菌治療を行っております。
ブルーラジカル治療は、歯ぐきを切らずに、痛みを抑えて、お口の奥深くに潜む細菌を殺菌する新しい治療法です。
この治療に使われている薬剤が、「過酸化水素水」です。
「薬を使うと聞いて、ちょっと不安…」という方もいらっしゃるかもしれませんので、
今回はブルーラジカルで使用する過酸化水素水の安全性について、わかりやすくご説明いたします。

✅ 使用するのは「3%の過酸化水素水」
過酸化水素水は、消毒などにも使われてきた安全性の高い薬剤です。
ブルーラジカル治療では、その中でも濃度3%の低濃度タイプを使用しています。
ホワイトニングなどで使われる高濃度(10〜35%)の過酸化水素水とは異なり、
歯や歯ぐきへの刺激が少なく、短時間で使用するため、安心してお受けいただけます。
✅ 歯がもろくなる心配はありません
「過酸化水素水は歯にダメージがあるのでは?」というご質問をいただくことがあります。
結論として、ブルーラジカル治療で使用する過酸化水素水は、歯をもろくする心配はありません。
適切な濃度(3%)と、照射時間(1歯あたり短時間)を厳密に管理しており、
お口にやさしく、細菌だけをしっかり除去するよう特別に設計されています。
⚠ ごくまれな体質「無カタラーゼ症」の方には注意が必要です
過酸化水素水は、体内の「カタラーゼ」という酵素の働きによって、
水と酸素に分解され、自然に無害化されます。
ただし、「無カタラーゼ症(カタラーゼ欠損症)」という体質の方はこの酵素が不足しており、
過酸化水素水をうまく分解できず、口の中にただれや炎症が起こる可能性があります。
日本では非常にまれな体質ですが、下記のような経験がある方は、必ず事前にお知らせください:
• 過去にうがい薬やホワイトニングで、口の中に強い痛みやただれが出たことがある
• 消毒薬で「強くしみた」「口の中が荒れた」などの経験がある
このような場合には、ブルーラジカル以外の治療方法をご提案することも可能です。
✅ 安心して治療を受けていただくために
ブルーラジカル治療では、薬剤の濃度や照射時間、使用範囲をすべて細かく管理し、
患者さまの安全に最大限の配慮を行っております。
ご不安なことがあれば、どんな小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
🦷 新しいやさしい治療
切らずに、痛みを抑えて、しっかり殺菌。
ブルーラジカル治療は、これからの治療における新しい選択肢です。
お口のことでお悩みがありましたら、ぜひ一度、村川歯科へご相談ください。