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重度歯周病にブルーラジカルはどう役立つ?村川歯科の臨床経験とメンテナンス|大阪

「歯ぐきから血が出る」「歯がぐらついている」「歯周ポケットが深いと言われた」「できれば歯を抜きたくない」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯周病は、自覚症状が少ないまま進行し、歯を支える骨や歯周組織が失われていく病気です。

一般的に、歯周ポケットが4〜5mmになると炎症や組織破壊に注意が必要となり、6mm以上では進行した歯周病を疑う重要な目安となります。ただし、重症度はポケットの深さだけでなく、骨吸収、出血、歯の動揺、噛み合わせなどから総合的に判断します。

大阪市福島区の村川歯科では、従来の歯周基本治療を大切にしながら、2024年5月より「ブルーラジカルP-01」を導入し、重度歯周病に対する非外科的治療に取り組んでいます。

当院が大切にしているのは、新しい治療器を使用することだけではなく、従来の歯周基本治療と組み合わせ、患者さん一人ひとりに適した治療を行うことです。

歯周病治療の基本は、歯石やプラークの除去、毎日のセルフケアの改善、歯周組織の炎症管理です。

まず歯周基本治療によってお口の環境を整え、歯周組織の状態を再評価します。そのうえで、深い歯周ポケットや炎症が残る場合には、必要に応じて追加治療を検討します。

従来の歯周外科治療に加え、現在では適応となる重度歯周炎に対して、ブルーラジカルP-01という非外科的な治療選択肢があります。

ブルーラジカルP-01は、405nmの青色レーザー光と3%過酸化水素を組み合わせ、ヒドロキシルラジカルを発生させることで、歯周ポケット内の細菌に殺菌作用を発揮する治療器です。超音波振動による機械的な清掃も同時に行います。

歯周病に関わる細菌は、歯周ポケット内で「バイオフィルム」と呼ばれる集合体を形成しています。

ブルーラジカルにつながるラジカル殺菌技術については、東北大学の菅野太郎教授らによる基礎研究や臨床研究が行われています。

2017年に国際学術誌『Scientific Reports』に発表されたランダム化比較試験では、ラジカル殺菌技術を従来の機械的清掃に併用することで、12週間後の歯周ポケット深さについて良好な改善結果が報告されました。

ただし、研究結果がすべての患者さんに当てはまるわけではなく、長期的な抜歯回避効果を保証するものでもありません。

村川歯科でも、ブルーラジカル導入当初から重度歯周病患者さんの治療経過を記録し、歯周ポケットの深さ、出血、歯周組織の変化などを確認してきました。

特に2024年5月から8月にかけては、進行した重度歯周病患者13名の治療経過を観察しました。

これらは少数症例の院内記録であり、比較対照群を設けた臨床試験ではありません。しかし、治療前の状態を正確に把握し、施術後の変化を確認することの重要性を再認識する機会となりました。

大切なのは、単に歯周ポケットを浅くすることではなく、炎症や出血を抑え、患者さん自身が清掃しやすい状態へ改善し、その状態を長く維持することです。

歯周病に関する長期観察研究では、治療後に深い歯周ポケットが残ることが、将来的な歯の喪失リスクと関連することが報告されています。

村川歯科では、まず深い歯周ポケットを5mm以下に改善し、さらに可能であれば4mm以下で出血のない、安定した歯周組織を目指しています。

ただし、5mm以下になれば、それだけで治療が完了するわけではありません。特に5mmのポケットに出血が残っている場合には、炎症の状態を確認し、追加治療の必要性を検討します。

そして、ブルーラジカル治療後こそ、メンテナンスが大切です。

例えば、8mmあった歯周ポケットが4mmまで改善しても、その状態が永久に続くとは限りません。

当院では、施術後1か月に出血、腫れ、痛み、歯磨きのしやすさなどを確認し、3か月後には歯周ポケットの深さ、プロービング時出血(BoP)、歯の動揺などを再検査する「歯周組織安定度評価(再評価)」を行っています。

さらに、必要に応じて6か月後にも歯周組織の状態を確認し、その後も患者さんの状態や再発リスクに応じた定期的なメンテナンスを継続します。

ブルーラジカルは歯周病の改善を目指す治療。メンテナンスは、改善した状態を長く維持するための大切な治療です。

また、重度歯周病では、歯周組織だけでなく、歯根の状態、根管内の感染、噛み合わせ、被せものや義歯など、お口全体を確認することも重要です。

ブルーラジカルP-01の承認上の対象は、ステージⅢ・Ⅳの歯周炎です。すべての患者さんやすべての歯に適応できるわけではなく、歯根破折や著しい骨吸収などがある場合には、別の治療や抜歯が必要となることもあります。

そのため、村川歯科では、まず「カウンセリング・適応診断」を行い、現在の歯周組織の状態や治療の選択肢について説明し、患者さんに納得していただいたうえで治療を進めることを大切にしています。

当院では、ブルーラジカルの開発に携わった東北大学・菅野太郎教授からの臨床指導や学術的交流を通じて、治療技術と知識の向上にも努めてきました。

しかし、新しい治療技術が導入されたからといって、従来の歯周基本治療の重要性がなくなるわけではありません。

保険診療による日常的な歯周病治療、必要に応じたブルーラジカルによる自由診療、そして治療後の継続的なメンテナンス。

それぞれの役割を大切にしながら、患者さんに適した治療を考えています。

「歯を残すこと」だけではなく、「残した歯で、これからも噛み、食べ、毎日の生活を楽しめること」。

それが村川歯科の目指す歯周病治療です。

ブルーラジカル治療は自由診療です。カウンセリング・適応診断は33,000円(税込)、麻酔を使用する施術は1歯33,000円(税込)、ブロック施術は66,000円(税込)です。
全顎4〜6ブロックの場合、施術費は6か月後の再評価・メンテナンスまで含みます。

施術後には、一時的な痛み、腫れ、出血、知覚過敏などが生じる場合があり、炎症の改善に伴って歯肉退縮が目立つこともあります。既往歴や全身状態によっては施術できない場合があります。また、ブルーラジカルは歯周組織の再生や抜歯回避を保証する治療ではありません。

大阪市 梅田 福島区・野田阪神の村川歯科では、重度歯周病やブルーラジカル治療をご検討の方に、カウンセリング・適応診断を行っています。

患者さんがご自身の歯周病について理解し、納得して治療を選択できること、そして治療後も良い状態を長く維持できることを大切にしています。

「治療して終わり」ではなく、「改善した歯周組織を長く守ること」。

これからも村川歯科では、日常の歯周基本治療と新しい治療技術を両立させながら、患者さんの大切な歯と健康な生活を支える歯科医療を目指してまいります。

村川歯科
大阪市福島区海老江2丁目1-38 ウェルネス2階
06-6451-2770
ブルーラジカル専用電話:06-6451-2755

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参考文献

Kanno T, et al. Scientific Reports. 2017;7:12247.

Matuliene G, et al. Journal of Clinical Periodontology. 2008;35:685–695.

Sanz M, et al. Journal of Clinical Periodontology. 2020;47(Suppl 22):4–60.

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