生活習慣が歯周病に影響する理由
生活習慣は、歯周病の「進行スピード」や「治りやすさ」に直結します。
以下の習慣や状態は、歯周組織の抵抗力や修復力を低下させ、炎症を長引かせます。
1. 喫煙
• 血流が悪くなる ニコチンが毛細血管を収縮させ、歯ぐきへの酸素や栄養供給が減少。治りが遅くなります。
• 炎症のサインが隠れる 出血や赤みが目立たなくなり、進行に気づきにくくなります。 • 統計では、喫煙者は非喫煙者に比べ歯周病の進行リスクが2〜7倍高いと言われます。
2. 糖尿病
• 炎症が長引く 血糖値が高い状態では免疫機能が低下し、感染に弱くなります。
• 相互悪化の関係 歯周病は糖尿病の血糖コントロールを悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させる「負のスパイラル」に。
3. ストレス
• 免疫力低下 ストレスホルモン(コルチゾール)が免疫細胞の働きを抑え、歯周病菌に対する抵抗力が下がります。
• 力の負担増加 歯ぎしりや食いしばりの習慣が強くなり、歯や歯ぐきに大きな負担がかかります。
⸻ 4. 食生活
• プラークがつきやすい食事 柔らかく糖質の多い食事は歯の表面に食べかすが残りやすく、菌が増えやすくなります。
• 栄養不足の影響 タンパク質・ビタミンC・カルシウムなどが不足すると、歯ぐきや骨の修復が遅れます。
全身の健康への影響 歯周病菌は歯ぐきから血管内に侵入し、全身に広がる可能性があります。研究では、以下の病気との関連が報告されています。
• 心臓病・動脈硬化 • 脳梗塞 • 認知症 • 誤嚥性肺炎 • 低体重児出産や早産
まとめ
生活習慣は、歯周病の進行にも予防にも大きく関わります。歯科治療だけでなく、日々の習慣を見直すことが改善の近道です。
• 禁煙
・減煙
• バランスの取れた食事
• ストレス管理
• 糖尿病コントロール
• 定期的な歯科検診と再発リスクを考慮したメンテナンス
効果的な予防・改善のために、お気軽にご相談ください。
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