歯周病再発を防ぐ3つのポイント
歯周病とは 歯周病は、歯を支える「歯ぐき」や「骨」に炎症が起き、少しずつ壊れていく病気です。原因は、歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)にたまった歯周病菌を含むバイオフィルム(細菌の膜)。放置すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失うことになります。
• 初期:歯ぐきの腫れ・出血 • 中期:歯ぐきが下がり、歯が揺れ始める
• 重度:膿、強い口臭、噛みにくさ、歯の脱落 歯周病は初期〜中期では痛みがほとんどないため、気づかないうちに進行することが多い病気です。 「治ったからもう大丈夫」は危険 多くの方が、治療後に「これで終わり」と思い込みますが、歯周病は再発しやすい病気です。その理由は次の3つに集約されます。
1. 原因菌はお口の中に残りやすい 治療後も、歯ぐきの奥や舌の表面、詰め物・被せ物の隙間などに細菌が残ることがあります。これらは歯ブラシやうがいでは届きにくい“隠れ家”で、少量でも時間が経つと再び増殖し、炎症を再発させます。
2. バイオフィルムは短期間で再形成される バイオフィルムは、歯周病菌やむし歯菌が作るぬめりのある膜状構造で、薬やうがいだけでは除去できません。専門的に除去しても、わずか数日〜数週間で再び形成され、成熟すると病原性が高まり、炎症を引き起こします。
3. 生活習慣や全身状態で再発リスクが変動 喫煙、糖尿病、ストレス、清掃不足などがあると、再発のスピードはさらに早まります。 • 喫煙:血流が悪くなり治りが遅れる、炎症のサインが隠れる • 糖尿病:免疫低下で感染に弱くなり、歯周病と相互に悪影響 • ストレス:免疫低下+歯ぎしり・食いしばりの増加 • 清掃不足:菌の再増殖を早める 再発を防ぐには“メンテナンス”が必須 定期的なプロフェッショナルケア • 歯石除去・バイオフィルム除去 • 歯周ポケット測定、出血の有無を確認 • 状態に応じた早期再治療 自宅でのセルフケア • 正しいブラッシング • 歯間ブラシ・デンタルフロスの習慣化 • 舌や義歯の清掃 まとめ 歯周病は**“治して終わり”ではなく、“治して守る”病気**です。原因菌の残存、バイオフィルムの再形成、生活習慣による影響—— この3つの要因がある限り、メンテナンスなしでは再発を防げません。定期的なケアで、健康な歯ぐきを長く守りましょう。
📍 村川歯科📞 06-6451-2770 📞 ブルーラジカル専用ダイヤル:06-6451-2755
村川歯科では、一人ひとりの再発リスクに合わせたメンテナンスプランをご提案しています。

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